婦人科とりわけ不妊に対して正しい理論と検証を経た治療法の開発と普及を行う団体です。

学会発表

第35回日本受精着床学会(平成29年7月20〜21日・鳥取県米子市)
発表者 俵IVFクリニック明生鍼灸院 木津正義

体外受精における胚盤胞移植950例において、鍼灸が着床率にどのように影響を与えるかを比較検討した。胚盤胞移植では加齢と共に着床率が低下するが、鍼灸治療を併用すると、40才以上の胚盤胞移植において、鍼治療群と非治療群を比較したところ、有意にその低下を軽減させる(40才以上で有意に妊娠率が向上する)事が判明した。またそれを実現するために、胚移植の前後計7回程度の治療が効果的であることがわかった。移植前一定期間に鍼灸を継続しておく事が子宮内環境を整えているように考えられる。40才以上における着床は、胚の質のみならず子宮の環境も大切である事が示唆された。

第12回レーザーリプロダクション学会(平成29年3月26日・東京)
発表者 なかむら第二針療所 中村一徳

過去の採卵成績が思わしくなく鍼灸受療に来院した患者で、過去の採卵成績が明確な者59名を対象に、鍼灸(及び直線偏光機器併用)介入以前と以後とで採卵成績の比較を検討した。総採卵周期、総採卵数、平均採卵回数は、鍼灸介入前後で「199:174」「767:667」「3.37:2.95」であった。採卵成績を比較すると、1採卵あたりの胚盤胞獲得率は開始前後で「0.52:0.99」となり、約2倍に上昇した。またこの成績は、鍼灸開始後3〜6ヶ月ころにピークに達し、そのピーク時での採卵は、鍼灸開始前に比し約3倍の胚盤胞獲得率を見せた。結果、平均3.37回の採卵を経た59人のうち35人に良好胚がもたらされて妊娠に至った。また胚移植時に直線偏光照射機(低出力レーザー同等の効果)を併用することにより、着床率が7%上昇した。

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